研究室の教育(研究室配属希望の方へ)

私達と一緒に研究をしたいという理学・工学分野の学部生・院生を募集しています。地球・惑星の大気環境や国内外での野外観測、超伝導デバイスなどの装置開発に興味のある学生さんの積極的な参加・ご訪問をお待ちしています。

水野研に入るには

 水野研では、名古屋大学の学部・研究科と協力して学生教育を行っております。理学部・理学研究科または工学部・工学研究科(注;塩川研究室より配属されます)に所属して、卒業論文・修士論文・博士論文研究を行うことができます。他大学・他分野から名古屋大学大学院に進学して、配属を希望する学生さんも大歓迎です。これまでの学生さんの出身校としては、姫路工業大学(現兵庫県立大学)、山口大学、甲南大学、大阪府立大学、東京理科大学、高知工科大学、東京学芸大学、電子科技大学(中国)、武漢大学(中国)などがありました。

理学部・理学研究科の学生さんへ

 宇宙地球環境研究所で研究する4年生は、理学部 物理学科に属します。大学院生は、理学研究科 理学専攻 物理科学領域に属します。水野研は、大気圏環境変動(AM)研究室です。入試実施の詳細は、必ず研究科から最新の情報を入手して確認してください(このページのリンク先は古い情報の場合があります)。

工学部・工学研究科の学生さんへ

 宇宙地球環境研究所で研究する4年生は、工学部 電気電子情報工学科 電気電子工学コースに属します。大学院生は、工学研究科 電気工学専攻 電気工学分野の宇宙電磁環境工学講座に属します。水野研で研究を行うには、宇宙電磁観測グループ(塩川研究室)に所属すると、水野研のスタッフを指導教員とすることができます。入試実施の詳細は、必ず研究科から最新の情報を入手して確認してください(このページのリンク先は古い情報の場合があります)。

水野研での博論・修論・卒論研究テーマ

(1) 博士論文研究

    2018年 秦 秀春
  • "Evaluation of a compact ground-based observation system using solar absorption spectroscopy and analysis of atmospheric CO2 and CH4 concentration dynamics"
  • 2014年 飯野 孝浩
  • "Observational Studies on the Origins of Stratospheric CO of Neptune"
  • 2014年 礒野 靖子
  • "Study of temporal variations of nitric oxide in the mesosphere and lower thermosphere over Syowa station, Antarctica"
  • 2012年 桑原 利尚
  • "Study of stratospheric chlorine monoxide and water vapor based on ground-based millimeter-wave observations over Atacama highland, Chile"
  • 2012年 橋 千賀子
  • "Development of the Retrieval Algorithm and Capability Study of High-precision Ozone Measurement for JEM/SMILES"

(2) 修士論文研究

    2023年度
  • 陸別での高分解能FTIR観測によるクロロジフルオロメタン(HCFC-22)およびトリフルオロメタン(HFC-23)のカラム全量長期変動解析と排出量推定(杉本 一郎)
  • ミリ波分光計を用いた北極域・南極域における中層大気中の一酸化窒素分子変動の観測的研究(後藤 宏文)
  • 主成分分析を用いた新しいミリ波分光法による大気オゾンの高効率観測の実現(彦坂 拓海)
  • 2022年度
  • 平面統合型SISミキサを用いたマルチビーム受信機のための導波管-コプレナ線路変換器の設計及び極低温下での個別評価(増倉 明寛)
  • A study of interannual variations of ozone and other minor constituents in the stratosphereusing digital filters(デジタルフィルタを用いた成層圏のオゾン等微量成分の年々変動の研究)(楊 天量)
  • 2021年度
  • Data analysis to study the long- and short-term variation of stratospheric and mesospheric ozone by using the mm-wave spectral data obtained at Syowa Station, Antarctica in 2011-2021(成層圏と中間圏のオゾンの長期・短期変動を研究するための2011年から2021年に南極昭和基地で取得されたミリ波観測データのデータ解析)(範 士迅)
  • ミリ波大気観測装置の長期安定運用を実現する強度較正源の機械式冷却化(齊藤 善治)
  • 2020年度
  • ラグランジュ型化学輸送モデルを用いた中層大気組成変動の研究(藤田 健)
  • 200 GHz帯広帯域超伝導ミクサの低雑音化の研究(溝口 玄真)
  • 2019年度
  • ミリ波分光観測装置の高感度化に向けた局部発振信号由来の受信機雑音の低減(入山 奨基)
  • 大気分子5輝線同時観測に向けたミリ波分光観測装置バックエンドの開発(小瀬垣 貴彦)
  • 次世代大気ミリ波分光計の導波管回路の開発と評価(佐谷 昂樹)
  • 中間圏大気組成変動機構の解明を目指したラグランジュ型化学輸送モデルの開発(中西 慎吾)
  • 2018年度
  • 太陽陽子降り込みイベントに伴う極域中間圏オゾン減少の統計解析(石島 陸)
  • 南極昭和基地における中層大気多分子同時観測のためのミリ波分光観測装置フロントエンドの開発(岩田 裕之)
  • アルゼンチン・リオガジェゴスでのミリ波を用いた成層圏オゾンの観測(關 博則)
  • ミリ波帯超伝導ミクサにおける線形性の定量評価と飽和特性改善に向けた研究(善行 康太)
  • ミリ波帯広帯域広ダイナミックレンジ超伝導ミクサの開発(山口 倫史)
  • 2017年度
  • 大気微量分子多輝線同時観測のための200GHz帯導波管型マルチプレクサの開発(原谷 浩平)
  • 2016年度
  • ミリ波大気観測装置用超伝導ミクサのリニアリティ測定系の開発(秋山 直輝)
  • ノルウェー・トロムソに向けたミリ波分光観測装置の開発〜NO分子両極域同時観測を目指して〜(伊藤 弘樹)
  • 2015年度
  • 中層大気微量分子観測装置用200GHz帯直列接合型超伝導素子の開発(加藤 智隼)
  • 2014年度
  • 地上ミリ波観測装置による極域中間圏一酸化窒素の時間変動(上村 美久)
  • 2013年度
  • ソフトウェアラジオを用いた大気ミリ波分光観測装置における分光計システムの開発(近藤 秀作)
  • 2012年度
  • 光スペクトラムアナライザを使った大気中の二酸化炭素測定法の高精度化(草苅 聡)
  • 2011年度
  • アルゼンチン共和国リオ・ガジェゴスのオゾン観測システムに搭載する2SBミクサの評価系の開発(棚田 遼)
  • JEM/SMILESデータを用いた成層圏・中間圏オゾンの時間変動解析(八嶋 信平)
  • 成層圏水蒸気観測用準センチ波大気観測装置の開発(大川 勇)
  • 2010年度
  • 電波望遠鏡を用いた太陽系内惑星大気の観測的研究(飯野 孝浩)
  • テラヘルツ帯ヘテロダイン受信機のための量子カスケードレーザー局部発振器の開発(小山 知記)
  • 2009年度
  • 小型ミリ波観測装置の光学系の開発(東岡 宏明)
  • 2008年度
  • 250GHz大気組成観測装置の開発(寺田 良平)
  • 2007年度
  • 小型ミリ波大気観測装置の開発〜極域における大気微量分子(O3, NO, NO2等)の変動の観測を目指して〜(土岐 一貴)
  • 2006年度
  • 陸別上空の成層圏オゾンの短期変動とその変動機構の解明に関する研究(松浦 真人)
  • 陸別FTIRデータによるO3・HNO3のカラム全量と高度分布の解析(村山 智史)
  • 南米チリ・アタカマにおけるH218Oのミリ波観測による成層圏水蒸気の時間変動の研究(杉本 朋世)
  • 2005年度
  • 南米チリにおける成層圏・中間圏H2Oのミリ波観測(桑原 利尚)
  • 2004年度
  • 母子里・陸別FTIRを用いたHCl・HFカラム全量の長期変動観測(角口 潤一郎)

(3) 卒業論文研究

    2022年度
  • 100 GHz帯大気オゾン観測テストベンチの光学系設計(谷川 貫太)
  • 大気観測装置用200 GHz帯超伝導ミクサにおける飽和特性の測定(吉村 龍成)
  • 2021年度
  • 大気オゾン分光観測の高効率化を実現する周波数変調局部発振器を用いた受信システム開発(彦坂 拓海)
  • 2020年度
  • トロムソにおける一酸化窒素(NO)スペクトルデータのスクリーニングとキャリブレーションに関する考察(後藤 宏文)
  • 2019年度
  • ノルウェー・トロムソに設置されたミリ波分光観測装置における極低温較正源の開発(齊藤 善治)
  • 2018年度
  • 200 GHz帯超伝導ミクサの広帯域化に向けた平面フィルタの設計(溝口 玄真)
  • 2017年度
  • ミリ波帯受信機の低雑音化に向けた局部発振信号の特性改善の研究(入山 奨基)
  • 次期ミリ波ラジオメータ用広帯域中間周波増幅系の開発(小瀬垣 貴彦)
  • 2016年度
  • ミリ波分光法における光学系の広帯域化設計と電磁光学シミュレータによる評価(岩田 裕之)
  • 200GHz帯SISミクサの雑音温度特性の研究(善行 康太)
  • 2015年度
  • 大気微量分子多輝線同時観測のための250GHz帯導波管フィルタの設計(原谷 浩平)
  • 200GHz帯超伝導ミクサにおける平面型伝送線路を用いたインピーダンス整合回路の研究(山口 倫史)
  • 2014年度
  • 大気観測装置用超伝導ミクサ評価系のための光学設計及びリニアリティの測定(秋山 直輝)
  • ミリ波大気観測用CCD雲モニターの開発(伊藤 弘樹)
  • 2013年度
  • 大気観測装置に搭載するSISミクサの測定系の構築(加藤 智隼)
  • 2011年度
  • SIS素子を用いたイメージ除去ミクサの線形性の評価(吉川 大貴)
  • SISミクサの変換損失と線形性の測定(重松 界)
  • 2010年度
  • 光スペクトラムアナライザを使った大気中の二酸化炭素の高精度測定法の開発・実用化(草苅 聡)
  • 2009年度
  • ミリ波大気観測装置受信機用増幅・フィルタ回路の試作(大川 勇)
  • 2007年度
  • マイクロストリップラインを用いたミリ波観測装置中間周波用フィルタ回路の試作(瀧澤 脩)
  • 2006年度
  • ミリ波大気観測装置中間周波系用のフィルタ回路の試作と評価(藤田 陽平)

卒業生の主な進路・就職先(抜粋・順不同)

  • 名古屋大学
  • 東京農工大学
  • 国立極地研究所
  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
  • 特許庁
  • 伊丹市立こども文化科学館
  • 高等学校教員
  • アイシン精機株式会社
  • オリンパス株式会社
  • 株式会社NTTデータ
  • 株式会社サクラクレパス
  • 株式会社CBCテレビ
  • 株式会社デンソー
  • 株式会社野村総合研究所
  • 株式会社日立システムズ
  • 株式会社日立ソリューションズ
  • 株式会社未来技術研究所
  • 株式会社村田製作所
  • キヤノン株式会社
  • クラリオン株式会社
  • KDDI株式会社
  • ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
  • トヨタ自動車株式会社
  • パナソニック株式会社
  • 富士重工業株式会社
  • 富士通エフ・アイ・ピー株式会社
  • 三菱自動車工業株式会社
  • 三菱重工業株式会社
  • Western Digital Corporation
トップに戻る